十文字掌編小説ぶろぐ

べんべんとした日常に豊かな物語を。短くたって構わない。豊かなものでさえあれば。 不定期の更新です。月3回を目標に。

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『記念記事①』

今月でブログ開設から一年が経ちます。この一年で作品数は51、予定していた目標には届きませんでしたが、自分でもよく続いたなと、感心しちゃいます。
当ブログは、私しょーとがべんべんとした日常に物語を。と始めて掌編小説を書き下ろしています。ブログと言えば一般的に自信の日常などを綴ることが多いのですが、私はこれまでほとんど行ってきませんでした。ブログの管理人(著者)がどんな人物なのか、興味のない人の方が多いとは思いますが、一周年を記念に少しだけ自己紹介的な記事を書こうと思い立った次第です。
そこで何を書こうかと思案した結果、自身がこれまでの人生の中で影響受けた作品を紹介しようということに決めました。この記事を読んでその作品に、また私自身に興味を抱いて頂けたら幸いです。
※少しだけ作品の内容に触れるものもありますが、ご了承下さい。

第一回目は、小説と絵本です。


まずはこちらの作品。
新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)
(1989/06/19)
宮沢 賢治

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初めてこの作品を手にしたのは中学生の頃。当時は殆ど小説なんて読んでいなかった私ですが、表題作である『銀河鉄道の夜』に登場するジョバンニという名前だけが薄雲の向こうに微かに見えるか星々のようにぼんやりと印象に残っていました。
そして大学生の時に改めて手にした時、なぜか表題作ではなく『よだかの星』という作品に私は魅せられました。みにくいよだかが哀しみの果てに星へとなる物語。この物語のラストをどのように読み手が捉えるかで、作品への印象が全く違うものになる。そんな作品です。私はよだかは救われたのだと思っています。


続いてはこちら。
ノックの音が (新潮文庫)ノックの音が (新潮文庫)
(1985/09/27)
星 新一

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星新一という作家を知ったのは、恥ずかしながら大学生の頃。ショートショートの神様と呼ばれていることもその時知りました。そして初めて手にしたのがこの作品。表題の『ノックの音が……』という冒頭から始まる物語が15作収録されています。
中でも私は『和解の神』と『計略と結果』という物語が好みです。もちろん他の作品も魅力的なものばかりです。星新一作品は、まだあまり読み込めていないので今後出逢う作品に期待をふくらませております。


続いてはこちらの絵本。
星の王子さま (新潮文庫)星の王子さま (新潮文庫)
(2006/03)
サン=テグジュペリ

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こちらは名作ですね。冒頭のゾウを熟しているウワバミやヒツジの絵を描くお話は有名ですが、私が好きなのは酒びたりの男が出てくるお話。王子さまが最後に〈おとなって、やっぱりすごく変だ〉と思うのですが、おとなになった今でも私自身おとなは変だなって思うことは多々あります。そもそも変ではないおとなはいないような気もします。
また、この一文はこの物語全体を示唆しているものだとも思うのです。


続いての作品は、少し思い出深い作品です。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
(2008/07/29)
道尾 秀介

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道尾秀介という作家をご存じの方がどれほどいるのかわかりませんが、私が最も敬愛する作家でもあり、物書きをしたいを思わせてくれた作家さんでもあります。
『向日葵の咲かない夏』は現在100万部を超えるベストセラーとなっており、私が初めて手にした道尾作品でもあります。この作品は著書の中でも賛否が大きく別れる作品でもあり、本屋で偶然出逢い心惹かれたのは、本当に運が良かったと今でも思います。
作品に惹かれたのは初めて通読した時に、その反則的なトリックに文章だけでここまで裏切られた(もちろん良い意味で)のは衝撃的で、文章だけでこんなにも自分の心を掴んで揺らされたのは初めてでした。そしたら不覚にも自分でも書いてみたいと思ってしまいました。また、この物語のラストシーンにおいては様々な考察がされていますが、道尾さんの小説には必ず〈救い〉が描かれている、そう勝手に信じているので、この物語の主人公ミチオも最後には救われたのだと信じて疑いません。


最後にこの作品。
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
(2008/12/25)
森見 登美彦

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森見さんの文体は独特なものがあり、慣れるまでには少し時間がかかりました。しかし、慣れてしまうとその世界観の魅力に肩口までどっぷり浸り、今では愛読書の一つです。
また世界観も魅力的ですが、その登場人物に私は注目しました。特に女性。『夜は短し歩けよ乙女』では、黒髪の乙女の天然と言ったらいいのでしょうか、何色にも染まらない彼女の醸し出す雰囲気に、私は正直惚れてしまいました。他にも森見さんの作品で登場する女性(明石さん、弁天、海星、羽貫さんなど)はどなたも惹かれます。


今回の紹介する作品は以上です。
その他に影響を受けた作品はありますが、全てを紹介することは難しいのでご了承下さい。
次回は、映画・アニメ・漫画などをご紹介できたらと思います。
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